ななえ先生の施術日記

梅雨が明ければ夏です。つい油断して風邪を引いてしまうのもこの季節です。確かにもう風邪を引いている方が多いです。洟がなかなか止まらない、咳がいまいち止まらない。という症状で困っておられるようです。そこで今回はのどと扁桃腺の痛みの解消法をご紹介します。

腕の内側ひじのほうから親指に向けて指4本分のところに 孔最 というつぼがあります。のどの真中あたりが痛いときにはここを押してみてください。いがらっぽさとか痛みが緩和されます。風邪を引いていなくてものどが変なときにはこの腕が原因のことがあります。たくさん書き物をしたりをしたり重い荷物を長い時間持ったりすると腕よりのどにくることがあります。

またつばを飲み込むとのどの横が痛いときがあります。扁桃腺のはれているときです。このとき直接のどの治療をすると熱が出てしまうこともあるので、のどは触らず腕で痛みをとります。腕の手のひらで、肩と肘の間3分の1あたりに 天府 というつぼが あります。ここを揉みほぐすと(やや強めに)つばを飲み込んでものどは痛くなくなります。

まずは症状を軽くしておき後はゆっくり休んで栄養のあるものを食べて体力をつけることが大切です。

 

 

肩こりも手の経絡と体幹の一部を使って軽減させることができるのでご紹介します。 大腸経は肩の一番高いところと 鎖骨の間のあたり通っていきます。肩を押して一番高いところの少し前側がつらい時は 合谷や、 手三里 などを肩に向かって押してみてください。また、どちらかといえば肩の後ろのほうに 痛みのある時は、 三焦経 の外関を肩の方に向かって押し、さらに体のわき( 胆経 がとおっています)、腋窩から指4本分下がったところの第四、第五肋骨の間を押してみてください。こりこりと痛いところをもみほぐすと肩は楽になります。是非お試しを!!

 

最近腱鞘炎で来院なさる方が多いです。
重たい鍋でなれないお料理をしたとか、初めてのお子さんで抱き方が悪かったのか手首が痛くて困っている若いママ。このような場合経絡に沿って治療することで痛みが軽くなります。 経絡と言うのは気の流れる道のことを言います。この道のどこかが詰まると詰まったところではない場所に影響がでます。左の図をご覧下さい。

手の甲の側に3本の経絡があり 掌の側に3本の経絡があります。手の関節でAが腱鞘炎のとき手の関節と肘の間の 大腸経 と 肺経 を軽く擦ってコリッとしたところを探します。みつかったら反対の手の親指で矢印の方向に3kg位の圧をかけて揉みほぐします。痛いところがBの位置ならやはり手の関節と肘の間で 三焦経 と 心包経 の上にコリッとしたところを探します。そして痛いところがCにあったときは手の関節と肘の間の 小腸経 と 心経 の上にコリッとしたところを探します。一度に5回から7回、一日3回から5回ぐらい揉みほぐしてくだい。腱鞘炎の度合いにもよりますが何日か続けて見てください。

これはテレビを見ながらも出来ますが「いま自分は治す為に揉んでいるのだ」という意識をもって揉むと一段と効果はあります。誰のためでもなくご自分の為です。心をこめて揉んでください。

気・血・水がバランスよく流れて初めて健康な身体が得られます。

私自身の経験をお知らせします。
私は67キロありました。体調としてはどこも悪くないのですが糖尿病の家系なので肥満は大敵です。
まず、2月と3月は朝食前に10分だけ早足で歩きました。家に戻り休まずに20分~30分掃除をしたり朝食の準備をしました。これで1.5キロ落ちました。具体的にはウエストが細くなってはけなかったスカ-トがはけました。外見は変わりません。
4月から耳に小さな金の粒を貼りました。10週間はりかえて2キロ減りました。この間、食事を減らしました。ただし1日3食、量は半分。(主食も副食も)間食はしないほうがいいのですがお付き合いでことわれないときは少しいただきました。
時間をかけてゆっくり食べます。たとえばお豆は一粒ずつあじわって『おいしい、これで細くなる』と自分に言い聞かせながら食べました。
夜遅くに食べなくてはならないときは少し食べて『明日の朝まで我慢しよう。明日になれば食べられるから』とやはり自分に言い聞かせます。6月からは耳に金の粒を貼るのをやめました。
食事は1日3回、量は半分。この習慣は守りつづけました。このように食べる量を減らしきちんと食べると一月過ぎたあたりから体重が減り始めます。そうすると胃が小さくなるので空腹感も前ほどでなくなります。8月の末に目標の60キロになりました。
ここまでくると外見も細くなります。あまり無理をしないのでストレスもないし楽しくなります。この間前のコ―トを着てみたら肩が落ちてみっともないので処分してしまいました。二度とこのように大きなのは着ないぞと固く決心しながら……そうしたらそのことを話したわけでもないのに細くなった私を見て友達が痩せて大きくなってしまったからといって彼女のコ―トをくれました。
text  問題はこれを維持することです。次なる目標は57キロです。
年内にまたご報告できるといいなと思います。
ところで耳に金の粒を貼りたい方はご指導いたしますからアルカディアへご連絡ください。

ゆっくりと入浴して下さい

 

 

 

 

女性の悩みに答えます

性の「冷え」について1

冷え症とは、自律神経やホルモンバランスの乱れ等により、「体のある部分が特に冷たく感じること」をいいます。「冷え症」は本人にとってとても不快な症状ですが、経験したひとでないとこのつらさはわかりません。病院に行ってもこれといった治療法がなく、満足を得る結果はなかなか得られない・・・ということが多いようです。

しかし、月経不順、月経痛、不妊症、更年期障害等を訴える患者さんに問診してみると、「冷え症」の場合がほとんどです。産婦人科に関する疾患の裏には、「冷え」がかくれているともいえるほどです。 冷え症は「冷え性」とも書きます。これは「冷えやすい性分」・「冷えやすいタチ」ということです。こういう体質を根本から治すことは、東洋医学の得意とする分野です。

月経痛を訴えていた女性では、鍼治療後に冷たかった足先に温度を感じるようになったという方がたくさんいます。そして定期的に治療をしていくと、まず足の冷えを感じなくなり、次に月経痛が軽減していくということが多いのです。これは、鍼治療が局所の症状をとるだけでなく、全身の気のめぐり・血のめぐりを良くする効果があるということなのです。

 

 

性の「冷え」について2

では身体が冷えないようにするには?

● 水分の取りすぎ、冷たい食べ物の食べ過ぎに注意
一般に生の食べ物は身体を冷やします。火を通したり、天日に干したりすれば冷える性質を和らげます。

● 衣類はきちんと身に付ける
ゆったりした綿のインナーで汗を取り、身体を締め付けない。靴下は必ず履く。

● 生活のリズムを崩さない
私たちの身体の働きを支配しているのは自律神経です。
昼はその中の交感神経が身体を活動的に動かし、夜は副交感神経が優位になって身体を休ませています。自律神経のリズムを崩さないよう、夜更かしや朝寝坊をせず、食事を規則的にとりましょう。

● 適度に身体を動かす
同じ姿勢、無理な姿勢をとらない。身体を動かすと血行が良くなり、冷えている部分の血液も順調に流れるようになります。また、心身の緊張をほぐす上でも効果があります。

それでも、冷えてしまったら…

I お腹・腰を温める
ドライヤーや使い捨てカイロを使って、お腹(とくにお臍の周り)、腰(仙骨のあたり)を中心に温める。

○お腹・腰を温めて骨盤内のうっ血を取りましょう!
温められた血液が足先にも流れ、足の冷えも改善されます。

II 足浴をする
深いバケツに集めのお湯(42℃くらい)をいれて両足を浸す。10~20分程、お湯を注ぎ足しながら足が赤くなるまでつかる。

○このとき、足首を回す、指を動かすなどするとより効果的です。 好きなエッセンシャルオイルを数滴たらすと、よりリラックスできます。

III 半身浴をする
バスタブにややぬるめのお湯(38℃~40℃くらい)をはります。20分~30分程、みぞおちから下だけをつかる。上半身に汗をかき、身体の芯が温まるまでつかる。

○バスタブにつかっている間は、乾いたタオルを肩にはおるなどする。
雑誌を見たり、エッセンシャルオイルを数滴入れてリラックス!
汗をかくので入浴後は水分を取りましょう。

IV 腹式呼吸
顔をゆるめ力を入れずに、口からゆっくりと息を吐く。
吐き終わったら、背筋を心もち伸ばしながら息を吸う。
吸ったら5数える間息を止めて、またゆっくり息をもらしていく。

 

 

経痛

月経痛は月経の数日前から月経中にかけて、下腹部や腰などの痛みと共に頭痛・下痢・いらいらなどの不快な症状を伴うものをいいます。他人にはつらさがわかりにくく、仕事や学校を休まなければならない人も年々増えているようです。

これらはホルモンの乱れ・自律神経失調・冷えなど、いくつかの因子によって引き起こされています。
東洋医学では月経痛を「痛経(つうけい)」といって、気・血・リンパが滞っている循環障害と考えます。

月経痛を軽くする子宮に関するつぼは、主に腰部と脚部にありますが、全身の循環を良くすることがとても大切です。
また、月経が始まる一週間くらい前から「三陰交」というつぼに皮内鍼(身体に貼っておける小さな鍼。痛みはほとんどありません)で刺激する治療もあります。

苦痛のない月経外の時期にも鍼治療を継続していくことで、より治療効果が得られます。半年くらいを目安に、痛みが軽くなるのがわかると思います。薬を使いたくない、体質を改善して痛みをなくしたいという方に鍼治療は大変有効です。

 

 

経不順

月経不順とは、月経が月一回の周期をとらず、24日以内に早まったり、39日以上に遅れたりといった一定周期に安定しない状態をいいます。
原因としては、ホルモン異常を伴う疾患や、急激なダイエットなどがあげられ、またストレスによるものも多いようです。

東洋医学では、月経不順を「経乱」(けいらん)といい、生殖や血を主る肝・腎・脾の臓腑状態の失調によるものと考えています。
月経不順は月経痛のように痛みや苦痛がないために、気にはなっていても治療せずほっておいている人が多いようです。しかし、頻繁に月経が起これば貧血を引き起こしたり、月経や排卵が長期間にわたってない場合、エストロゲンという女性ホルモンが足りない状況にあるので、若年性の骨粗しょう症を発症したりすることもあります。

次の病気につなげないためにも、鍼灸で肝・腎・脾の足りない気を補い、身体を温めて症状の改善をはかりましょう。また、患者さんの中には「冷え」のある人がほとんどです。
「冷え2」の冷えのとり方も参考になさってください。

 

 

妊症月経痛

通常、二年以上夫婦生活をしていても妊娠しない場合を不妊症と呼びます。しかし最近は結婚年齢の上昇からか、一年位でも不妊として治療を始めることが多いようです。

不妊の原因には男女とも約半々あります。不妊治療というと女性から検査をする場合が多いのですが、男性の造精機能障害などは外科的治療により比較的良い結果が出ることも多いようです。

不妊症は東洋医学では「不孕」(ふよう)といい、主に生まれながらの元気のモトである腎気の不足や、血虚により発症するとされています。
鍼灸治療では、検査をしても特に異常はないのに妊娠しない等の機能性の不妊症に対してよい結果がでています。子宮や卵巣に関するつぼや、腎気・血を補う治療のほか、体調を整えることによって子宮内膜の状態が改善され、着床が安定することもあります。

不妊症の検査や治療で疲れを感じている方、鍼灸でリラックスして一息いれてみてはいかがでしょうか?

 

 

産のつぼ

「三陰交(さんいんこう)」というつぼを知っていますか?
脚の内くるぶしの上、指を四本分上がったところの脛骨(けいこつ)という骨の際にあります。いわゆる“安産のつぼ”とは、この「三陰交」のことをいいます。

月経痛の欄でも少し書きましたが、このつぼは子宮に直結していると言われていて、ここに鍼やお灸をすると赤ちゃんが動き出すという人が多くいます。実際に子宮に流れる血の量が増えることがわかっていて、血液に含まれる新鮮な酸素や栄養をたくさん運べるので、赤ちゃんによい環境をつくってあげられるということなのです。

お灸というと熱いのでは?とか、なんとなく怖いと言う方がいらっしゃいますが、今は薬局で手軽に手に入り自分の家でできるお灸もあります。熱さもじわっと気持ちよく、痕ものこりません。また、つぼはきちんと取らないとよい効果がでません。つぼの取り方とともにお灸の方法も説明しています。

「三陰交」は妊婦さんだけでなく、生理痛や更年期障害など女性の一生においてもとても重要なつぼなので、是非覚えて妊娠期以外も快適にすごしてもらえたら・・・と思います。

 

 

娠時のマイナートラブル解消法 1

1 つわり

つわりの原因ははっきり解明されているわけではなく、いろいろな説があります。ホルモンのバランス変化に身体が対応しきれずに起こるという説、体質や遺伝が関係するという説や、症状が重い場合精神的なことが影響している場合もあります。

東洋医学では、基本的に胃の病変としてとらえています。普段から胃気の弱い人が妊娠するとつわりが起こりやすいようです。
腕の内側にある「内関」というつぼに鍼をしたり指圧をしたりすると、胸から腹への気の流れが良くなり、悪心を軽減させるのに有効です。
また食べ物の匂いが気になるときは、冷たくして食べる、のどごしの良いものを食べるなどの工夫をするよいでしょう。何か熱中できるものをみつけて気分転換をしてみてください。気持ちを前向きに、上手に乗り切りましょう。

2 便秘

妊娠するとそれまで便秘ではなかった人も便秘がちになることが多いようです。
便秘になりやすくなる原因は、妊娠を継続していくために必要な黄体ホルモンが腸の働きを鈍くすること、妊娠中は運動不足になりやすく便通が悪くなりやすいこと、また大きくなった子宮が腸を圧迫するため腸の運動をさまたげてしまう・・などの原因があげられます。妊娠前から便秘気味の人は特に注意が必要です。

便秘解消によいといわれているつぼに「神門」というつぼがあります。これは手にあるつぼで、ここにお灸をすると便通がよくなります。
他にも、海藻類や野菜などの食物繊維が多く含まれた食品を積極的に取る。朝起きたら一杯の水や牛乳を飲んで腸を刺激する。プルーンやヨーグルトなどを食べてみる。また、おしり洗浄機能付きの便座はその刺激で排便が起こることも。便秘解消法はいろいろありますが、何が効果あるかは体質によってちがいます。自分に合うものを探してみましょう。あとは適度な運動と規則正しい生活が一番です。

 

 

娠時のマイナートラブル解消法 2

1 腰痛

妊娠中の腰痛の原因はいくつかありますが、大きな原因は姿勢の変化によるものです。子宮が大きくなってくると体の重心が前に移動し、背中をそらせてお腹を突き出す姿勢(腰椎の前弯増強と骨盤の前傾)をとらざるをえなくなる為、腰の筋肉に負担がかかります。

また増加したホルモンにより、骨盤内や背中の関節・筋肉がゆるんでくるので、腰への負担が多くなり痛みを感じます。
妊娠後期になってくると、子宮が大きくなり膀胱や恥骨を圧迫するようになるので、太股のつけ根やおしり、坐骨神経の走行上に痛みが出る人もいます。
痛みがひどいときは無理をせずに身体を休め、また調子が良い日は適度な運動を心がけましょう。運動することによって、筋肉がきたえられ骨盤内の血液の循環がよくなり、痛みは和らぎます。

腹帯や市販のマタニティガードルでお腹を支えると楽になることもあります。ただし、きつく巻きすぎると骨盤内の血行が阻害されることもあるのでゆったり巻くことがポイントです。

また、寝る時は、あお向けならばひざを曲げ、その下にクッションをいれて安定させる。横向きの時は、足の間に大きなクッションを挟むと体が安定されて、楽になります。
さまざまな原因から起こる腰痛ですが、特に妊婦さんは腰を冷やさないことが大切です。足浴など上手にとりいれて、身体を中からあたためる工夫をしてみましょう。

2 こむら返り

「足がつる」、いわゆるこむら返りは、子宮が大きくなってきて下半身の血流が悪くなる上に、増えてきた体重が下半身にかかり、筋肉が疲労することによっておきます。また、カルシウム不足によっても起こります。夜寝ているときに起こることも多く、つらい症状です。

急につってしまった場合には、足の指を手前に曲げ(膝を伸ばすとなお良い)ふくらはぎをマッサージしましょう。

ふくらはぎには「承山」というつぼがあり、よく治療にも使われます。普段からお風呂などでふくらはぎをマッサージして、血行をよくしておきましょう。腰痛の時のように、足浴も大変有効です。足の血液循環を良くして、カルシウムをたくさん含んだ食事を心がけましょう。

 

 

盤位の治療

骨盤位とはいわゆる逆子のことで、頭を上にした状態で足やおしり(骨盤)が子宮口の近くにある状態をいいます。妊娠中期頃までは、赤ちゃんは羊水の中で活発に動き回っているので、この時期に頭が上を向いたり下を向いたりしていても問題はありません。自然に治ることも多く、生まれるときまで骨盤位であるのは、全体の3~5%と言われています。
赤ちゃんの姿勢によっては経膣分娩が可能な場合もありますが、帝王切開になる場合もあります。

骨盤位を治すには、お腹に手をあてて赤ちゃんを回転させる「外回転術」や「胸膝位」(両手両足をついて胸を床につけ、おしりを高く持ち上げる)などの体操もありますが、負担のかかる姿勢なので、お腹が張ってしまってうまくいかないこともあります。

骨盤位の鍼灸治療としては、古くから「至陰(しいん)」というつぼのお灸が用いられてきました。足の小指の爪際にあるつぼです。「至陰」がなぜ逆子を治すのかは完全には解明されていませんが、お灸をした後、妊婦さんのほとんどが体(特に下半身)がぽかぽかと暖かくなり、子宮の緊張が緩和されたと感じています。至陰への刺激で血液の循環が良くなり、子宮の筋肉がゆるみ、胎動を多くして赤ちゃんを正しい位置に戻すと考えられています。
また子宮の機能を整えるため、安産のつぼといわれている三陰交へもお灸をするとより効果があります。

 

年期障害1

「更年期」とは、卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少し、月経不順から無月経となる時期を指します。一般的には45~55歳くらいで、人によって早い・遅い、また症状も軽い・重いと個人差がみられます。

女性ホルモンのうち、特にエストロゲンが減少することにより、のぼせ・発汗・肩こり・頭痛・不眠・動悸・いらいら・手足の冷えといった、いわゆる「更年期症状」がでやすくなります。

これらの症状が日常生活上支障をきたす場合に「更年期障害」といい、治療をする必要がでてきます。
また不快な症状だけでなく、エストロゲンが減少すると骨量の減少や血中コレステロール値の上昇を引き起こし、骨粗しょう症や高脂血症の原因にもなることもあるので注意が必要です。

その他にも「更年期障害」には自律神経の失調やストレスなどの心理的な要因も大きく関与すると考えられています。

更年期の症状は実にさまざまで、一昔前は「仕方がない」と我慢していたことが多いものでしたが、平均寿命の延びに伴って、この時期を上手にのりきる方法が求められているようです。これについては、次回紹介していきたいと思います。

 

年期障害2

女性の体は一生を通じて、ホルモンの働きに強く影響されています。ホルモン分泌は、精神的な影響によっても大きく左右されます。ストレスを取り除き、更年期を快適に過ごすために有効な方法をご紹介します。

● ツマヨウジ鍼でツボを刺激する・・・
ツマヨウジを20~30本ゴムで束ねてツボのやや広い範囲を刺激します。 軽くたたいて刺激し、皮膚に赤みがさすくらいまで続けます。 (決して強く刺激しすぎないこと)
この方法は小児鍼といって刺さない鍼です。小児の治療だけ でなく、成人にも広く用いられている治療法です。

● アロマテラピーを取り入れる・・・
更年期の治療に有効な精油(主な効用をあげてあります)

・クラリセージ…ホルモン調整作用
・ゼラニウム…ホルモン調整作用
・ネロリ…抗うつ作用
・ペパーミント…鎮痛作用
・ラベンダー…鎮静作用  など

好きな香りを、足湯やアロマバスなどに使ってみましょう。一番簡単な使用法は、ティッシュペーパーに精油を一滴しみ込ませる方法で、それだけでもリフレッシュできます。

※ただし精油は高濃度液なので、肌に直接触れる場合にはそのまま使わずに必ず希釈して使用してください。
希釈液は蒸留水やキャリアオイルとよばれる植物オイルなどです。
また、精油によっては通経作用がある場合もあるので、特に妊娠初期の使用には注意が必要です。

 

尿失禁

男性に比べて女性に尿路疾患のトラブルが多いのは、尿道が短いので炎症が波及しやすいこと、また骨盤内では膀胱のすぐ後ろに子宮があり、その影響を受けやすい為です。
尿路疾患の中でも、尿失禁は「社会的・衛生的な問題で、客観的に証明できる不随意の尿漏れ」と定義されていて、罹患率は30代から増加し、誘引としては加齢や分娩があげられます。

●尿失禁の分類(主なものをあげています)

腹圧性尿失禁
重いものを持ち上げたときや、咳やくしゃみをしたときに尿が漏れる。主として出産と関係しており、出産時に骨盤底筋郡とともに尿道括約筋がゆるんだ時などに起こる。もっとも割合が多い。

切迫性尿失禁
突然に尿意を感じ、トイレに間に合わず尿が漏れる。膀胱炎膀胱結石・膀胱腫瘍などで発症することも多い。尿失禁患者に占める割合は15%前後で、加齢に伴い増加する傾向にある。

混合性尿失禁
腹圧性と切迫性の混合の場合もある。

その他 心因性尿失禁 など
はずかしさから治療を受けていない人も多く、旅行にも行けないなど一人で悩んでいる場合も多いようです。

鍼灸は関係する筋肉や神経に作用して症状を緩和します。
東洋医学や体操(骨盤底筋体操)など、有効な治療があることをぜひ知っていただきたいと思います 。